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ケーススタディ

課題

顧客である大手製薬会社は、自社が製造・販売する医薬品と一般用医薬品の市場シェアを正確に把握したいと考えていました。そのためには、各製品の将来的な事業見通し、市場全体への貢献度、および市場の成長に影響を与える主な要因を特定することが必要でした。

既存のMicrosoft Excelを使った分類方法では、マニュアル作業が多く、やり直しや人為的ミスが発生していたため、市場シェア分析を自動的に分類する、拡張性の高いAIベースのソリューションの導入を検討していました。

私たちのアプローチ

コグニザントは、Azure Machine Learningを使用して、医薬品や一般用医薬品をさまざまな市場のカテゴリーに自動分類するAIベースのインテリジェントシステムを設計・開発。このアプリケーションはAzure DatabricksとAzure Data Factoryを使用しており、分類する前に、複数のソースから収集した大量のデータを処理することが可能です。

当社のソリューションは、ユーザーがセルフサービスのレポートをカスタマイズ・作成できるように、Power BI (ビジネスインテリジェンス)で出力内容を分析し、そのデータからさまざまな指標を生成します。これにより企業は、大局的に市場を捉え、競合製品に対する各製品のパフォーマンスを把握し、対応することができます。

また、Azure Machine Learning (MLOps)を活用して、継続的なモデルトレーニングに必要なデータパイプラインを構築。テストとトレーニングが進むにつれて、新しいデータが組み込まれ、モデルの精度が向上します。拡張性の高いインフラストラクチャは、運用上の問題を監視し、アナリストに警告を発します。

迅速で正確な問題解決

この一連の取り組みにより業務効率が向上。担当者は、反復作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるようになりました。また、特定の医薬品や一般用医薬品の売上を簡単に分類・並べ替えできるようになったため、カスタマーエクスペリエンスも大幅に改善されました。

90%

拡張性の高いAzure AI/MLサービスを使用して処理時間を90%短縮

50%

機械学習によりマニュアル作業を50%削減

40%

自動インジェスト・フレームワークにより、新しい市場情報の収集にかかる労力を40%削減