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ケーススタディ

課題

ある大手整形外科向け医療機器メーカーは、ヘルスケアペイヤー(医療費支払者)からの売上回収の遅れに直面していました。システムとプロセスの統合が不十分であったため、保留請求の割合が増加している根本的な原因を特定し、対処することが困難な状況に置かれていました。また、コストと回収の問題に加えて、現場の営業担当が、製品を販売する前に保険適用情報を集めていなかったことも状況悪化の一因となっていました。コストを削減しながら回収を改善する必要に迫られた同社は、フロントオフィスからバックオフィスまでの専門知識と医療機器収益サイクル管理の実績を持つコグニザントのライフサイエンス・テクノロジーの専門チームとの協業を開始しました。

私たちのアプローチ

バックオフィスでは、同社の請求・回収プロセスを再設計し、より高い収益をより迅速に実現しただけでなく、保険の事前承認確認や積極的な不服申し立ても実施しました。フロントオフィスでは、営業担当が製品リリース前に患者の受給資格を確認できよう支援し、回収率の向上を実現しました。

また、過去のデータを基に拒否リスクや過少支払いリスクを判断し、支払者をスコアリングする記述的分析ダッシュボードを開発。支払者管理の改善を図りました。同社と協力し、支払者のウェブサイトにある保険給付説明データをまとめ、未消込入金の迅速な処理を可能にしました。

支払者の保険情報から社内各部門まで一貫したデータ連携により収益サイクルを自動化。早期回収率向上と運用コスト削減を実現

ソリューションを再構築した結果、業務コストが118万ドル削減し、純収益は882万ドル増加。売上金回収期間(DSO)は、72日から36日へと半減しました。また、払い戻し率は82%から91%に上昇し、生産性も12%向上しました。

118万ドル

運用コストの節約額

882万ドル

純利益の増加額

50%

売上金回収期間が72日から36日に短縮

12%

生産性の向上率