コグニザント、日本のデジタルトランスフォーメーションを推進する「コグニザント東京ラボ」を開設
AIとIoTの技術を活用し、日本市場向けの革新的なソリューションを開発
テクノロジーソリューションパートナーのコグ二ザントジャパン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:村上申次)は、コグニザント東京ラボを日本オフィスが所在する半蔵門オフィスに開設したことを発表しました。
「コグニザント東京ラボ」は、 AIなどの最新技術を用いて、日本市場で事業を展開するお客様向けのソリューション開発や、体験の場を提供する施設です。 お客様とのワークショップを通じて、当社グローバルの知見・リソースとパートナーネットワークで具現化されたソリューションを提供し、さらに価値を高め企業のイノベーションを加速させることを目的としています。 また、コグニザントはインド、欧米各国でも先端技術ソリューションをテーマとした複数ラボをすでに展開しており、グローバル規模で接続・連携することで、この東京ラボのみならず世界各国のラボ機能にもアクセスしていただけます。
■コグニザントとオックスフォード・エコノミクスによる生成AI導入状況の調査
コグニザントとオックスフォード・エコノミクスは、2024年、日本のリーダー200人を含む世界中の2200社のクライアントを対象に、生成AIの導入調査を完了しました。この調査では、日本における生成AIの最大の推進力は市場の需要であることが浮き彫りになりました。 多くの日本企業には、高齢化に代表される人口動態の変化を見据えながら生産性を向上させるためにオートメーション技術を利活用してきた強力な実績があります。そうしたオートメーション技術と並行して、組織の中で生成AIを活用していくことも積極的に考えています。
私たちの調査によると、日本企業の54%が、自社内に品質の高いデータを持っていると考えています。しかし同時に、十分なデータセキュリティを確保していると考えているのはわずか16%で、コンプライアンスに懸念を表明している人は12%であり、安全、効果的かつスケーラブルに生成AIを使用するためには包括的なデータ戦略が必要であることが強く認識されています。
アウトプットの品質に対して楽観的に見られていることも生成AI導入を後押ししています。当社のデータによると、52%の企業が新たな収益源につながるソリューションの試験的導入を始めています。さらに、47%がソフトウェアコードの作成とテストを行うパイロットを行っており、さらには21%がすでに完全に導入していると回答しています。
積極的な市場のデマンドと利用可能なデータがあることから、製造、ライフサイエンス、銀行などの業界での導入が進んでいます。阻害要因として挙げられているのは、スキルを持った人材の確保、 またビジネスモデルの柔軟性と消費者の認識です。今後、日本における生成AIのビジネスケースは、「コスト削減」からビジネスパフォーマンスの向上や新たな収入源を築いていくことに移行していくことでしょう。
「コグニザント東京ラボ」は、お客様とともにビジネスユースケースを検証し、より迅速にスケールアップにつなげる機会を提供する場となっていきます。
■当社代表取締役社長兼CEOの村上申次よりコグニザント東京ラボの開設についてコメント
東京ラボ開設の日を迎えられたことに大きな歓びを感じています。コグニザントはグローバルレベルでも各所にスタジオ、ラボといったお客様とともに価値を作り上げるための施設を設けており、今回は日本市場のために当施設をオープンする運びとなりました。 これはコグニザント社内での日本市場への注力の意思の証であり、私たちがグローバルのリソース・知見とともにローカルである日本に特化したビジネス課題の解決、顧客企業の成長にコミットしているということです。この場からお客様、パートナー企業様とともにより高度でリアルなデジタルトランスフォーメーションが実現できることを楽しみにしています。
■コグニザント東京ラボの詳細
「コグニザント東京ラボ」は、主に2つのテーマを掲げています。
- 「AI ラボ」 - ビジネス価値を生み出すAI活用を体験できるラボです。コグニザントの知見を集約したアクセラレータを駆使し、コスト・スピード・レジリエンスにインパクトをもたらすソリューションをご覧いただけます。DevOps/Test Automationソリューションでは、英国Synthesized社との協業で実現した金融業界向けデモをご覧いただけます。これは日本市場に向けての初めてのデモの機会となります。
- 「IoTラボ」 - ITとOTの融合による工場ラインの制御を目指し、戦略的アライアンスパートナーとの協業・協創によるスマートマニュファクチャリングソリューションの各種デモ、お客様とのワークショップおよびPoC開発の場としての活用が期待されています。
コグニザント東京ラボの詳細については、こちらのページをご覧ください。
https://cognizant.com/jp/ja/insights/blog/articles/tokyo-tech-lab