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コグニザントジャパン ブログ

IT人材不足解消のカギはインドにあり コグニザントが提供する独自のグローバルデリバリーセンターでのオフショア開発

システム開発の手法として、国外の人材リソースをニーズに応じて柔軟に活用するオフショア開発はますます欠かせないものとなっています。コグニザントは世界に複数のグローバルデリバリーセンターを有しており、中でもインドを重要な拠点と位置づけています。同拠点を活用することでお客さまにはどのようなメリットがあるのか。またコグニザントのグローバルモデルにどのような特長があるのか、当社 金融部門リードの新村穣と、梶岡孝一、尾崎祐司へのインタビューを元にご紹介します。

オフショア開発拠点としてインドに着目するべき3つの理由

――はじめに、日本企業が抱えるシステム開発の課題をお聞かせください。

日本のマーケット全体で、IT人材の確保がますます困難になっています。システム開発を支えるのはやはり人。経済産業省の調査によると、国内のIT人材の供給動向について、2030年には最大約79万人規模で不足が生じると予測されています。

大手企業はそうした長期的なリスクにいち早く着目し、開発業務の一部を国外の企業に委託するようになりました。また、オフショア開発は潤沢なIT人材を抱えるアジア各国のリソースを使うことで人件費を抑え開発コストの削減につながるメリットがあります。

――オフショアの開発拠点としてインドが有効である理由を教えてください。

インドの魅力は大きく3つあります。

1つ目は圧倒的な人材リソースの規模です。ヒューマンリソシアの調査「2022年度版:データで見る世界のITエンジニアレポートvol.5」によると、インドのIT技術者数は226.7万人と、アメリカ・中国に続いて世界第3位となっています。日本が132万人であるのに対して約1.7倍と豊富な人材がいるため、大規模な開発も可能です。

コグニザントはインドに13都市45か所以上の開発拠点を構え、約20万人のIT人材が各国のプロジェクトを進めています。また、複数拠点があることで災害発生時の業務継続性を考慮した安定したプロジェクト進行が可能となっています。

2つ目は技術力の高さ。先端デジタルソリューションのスキルレベルの高さは知られるところです。かつては「インドで得られる人材は開発のみ」と語られることもありましたが、いまは顧客のビジネス課題に寄り添いながらのプロジェクトマネジメントまで責任をもって進めています。今ではテクノロジーのレベルの高さにあわせてマネジメントのスキルもグローバルに評価されています。

3つ目はコストとリスクにおけるメリットです。日本のシステム開発では、これまで国外の開発人材リソースとして中国に頼る企業が多く見られました。しかし、最近の経済状況から中国のコストは高くなり、同時に特有のカントリーリスクも指摘されています。

それに対し、インドは安定したコストで高スキルなIT人材を起用し、大規模なプロジェクトも任せられる理想的な拠点だと考えています。

上流から関わりスキルを補完し合う、独自のオフショア開発ロールモデル

――コグニザントがインドから提供するグローバルデリバリーサービスの特長を教えてください。

コグニザントのオフショア開発は、一般的なオフショア開発と大きな違いがあります。よく見られるパターンは日本でシステムの仕様を決め、設計したものをオフショア先で構築、それをまた国内でテストするという流れです。

一方、コグニザントの場合は、日本とオフショア先であるデリバリーセンターで1つのチームをつくり、設計などの上流工程から一緒に進めていくことができます。開発だけをデリバリーセンターへ外出しするという発想ではなく、デリバリーセンターと補完関係を築きながら同じゴールを目指す。時にはお客様も一体となってともに同じビジネス課題をいろいろな角度から議論しながら開発につなげていく、という場面も多くみられます。 これはコグニザントが独自に確立したシステム開発のロールモデルです。

――とはいえ、国境の垣根を超えたワンチーム体制を築くのは難しいことではないでしょうか。なぜ実現できるのでしょうか。

コグニザントのデリバリーセンターではレベルの高い技術者やリソースを集約したセンター・オブ・エクセレンス(CoE)を組織しています。その中には日本を含めて各市場に対応するためのランゲージCoEもあり、各国のお客さまの特性や要望に合わせたソリューションを高いクオリティで提供する下支えとなっています。

お客さまと現地人材の円滑なコミュニケーションを担保するのもランゲージCoEの役割です。人材選考の段階で日本語レベルをチェックし、採用後も語学力と文化的な側面をサポートしていきます。これにより、日本のサポートチームの約50%が日本語でコミュニケーションできる環境が整っています。

加えて独自の技術ノウハウも大きな強みです。例えばSalesforceのようなSaaSの開発では定期的に発生するアップデートへシステムを対応させる必要がありますが、リリースノートで内容を理解するのではなく、コグニザントがもつIPを活用した最新のデジタル手法で独自に解析するというアプローチも特長のひとつです。特に、障害に対するリスクに敏感な金融業界のお客さまから高くご評価いただいております。

また、コグニザントの各デリバリーセンターではアカデミーを設け、さまざまなスキルを学ぶためのトレーニングを実施しています。プロジェクト単位でカスタマイズしたカリキュラムを組み、チームごとに必要なニーズに合わせ学ぶこともでき、そこには日本チームの方も参加できます。アカデミーはプロジェクトの成功に寄与するだけでなく、お客さまのナレッジとしても蓄積されます。

インド拠点の利点を体感してもらう視察ツアーを開催

――コグニザントが行っているインド拠点の視察ツアーについて教えてください。

コグニザントの国外人材を活用したシステム開発を検討するお客さまが、年間で数百社インド拠点を訪れています。日本からも大手の金融企業さまの事例で、5日間の日程で「プネ」、「コルカタ」の2都市の拠点を訪問していただきました。

――お客さまの反応はいかがでしたか。

まず、拠点の規模感に驚かれていました。施設内では現場のメンバーと会話して、開発スキルやコミュニケーション能力の高さも感じていただけたようです。特に日本語レベルの高さに対しては非常に大きな反応がありました。コミュニケーションギャップに対する心配が払拭されたと好感をお持ちいただけました。

また、滞在中に1人もお腹を壊さずに帰国できたことも安心につながったようです。拠点のある都市はインフラも整備されており、衛生面でも問題なく生活できます。

実際に現地で体感してもらう視察ツアーを通して、「インドで高品質な開発ができる!」と肌で実感していただけました。

――最後に、オフショア開発を検討中の企業さまに向けてメッセージをお願いします。

コグニザントのグローバルデリバリーセンターは、お客さまとの境界線を取り払い、現地の優秀なIT人材とワンチームで協力体制を構築できます。数百名体制のチームビルディングも可能でコスト面でもご満足いただけると思いますので、ぜひ一度お問い合わせください。



この記事の投稿者

コグニザントジャパン株式会社

マーケティング部

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