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コグニザントジャパン ブログ

精度98%の革新的なテクノロジーで、水産養殖業界の最大の課題を解決するソリューションを提供

コグニザントは、Alphabet社によるムーンショットファクトリー「X (旧Google X)」のプロジェクトの一つであるTidalとの独占的な戦略的提携を通じて、水産養殖業界に革新的なテクノロジーソリューションを提供しています。

コグニザントは、Tidalとの協業により、水産業におけるバリューチェーン全体を可視化するソリューションのエコシステムを構築し、乱獲、資源枯渇、気候変動といった課題に直面する海洋産業の持続可能性とレジリエンスの強化に努めています。

Tidalは、センサー、機械学習、データアナリティクス、AI、自動化を活用してデータの収集・分析を行うデジタル技術ソリューションを開発してきました。

コグニザントは、デジタルツインや市場インサイトを活用し、Tidalとの協業を通じて、プラットフォームのエコシステム拡大に取り組んでいます。これにより、インテリジェントな意思決定、レジリエントなオペレーションの確立、規制への遵守に必要な価値ある情報を企業に提供することができます。

Cognizant® Ocean グローバルヘッドであるStig Martin Fiskåは次のように述べています。

「今回のコラボレーションでは、健全な海洋で生計を立てる事業者にビジネスチャンスをもたらす持続可能なソリューションに注力しました。私たちは特に、Tidalの総合的かつ革新的なアプローチと、ノルウェー沿岸でのパイロット・プロジェクトの成功に感銘を受けています」

画期的なテクノロジーのグローバルな普及を推進

TidalのCOOであるCraig Churchillは次のように述べています。
「Tidalは、画期的なテクノロジーソリューションの導入、サポート、統合をグローバルに展開するためのプロフェッショナルパートナーを必要としていました」

「今回のコラボレーションは、海洋事業者が海の健全性を維持しながら事業を強化するための重要なマイルストーンです。コグニザントの実績と深い業界知識により、Tidalの革新的な技術を迅速に展開・拡大することができます」Craig Churchill

今後コグニザントは、ブルーエコノミーを確立しているグローバル企業各社との長年にわたる関係を通じて、そのエンタープライズシステムとTidalテクノロジーの統合支援が可能となります。これにより、企業は、バリューチェーン全体の効率化を図るデータ統合と意思決定を行えるようになります。

ノルウェー海域での実績

過去4年間、Tidalは世界最大のサーモン生産業者とともに、ノルウェー沿岸で水中カメラシステムと機械知覚ツールの評価を行ってきました。500以上の生け簀に先進技術を導入して、評価と最適化を繰り返し、優れた成果を上げています。そして今、Tidalのこうしたデジタルソリューションを他の企業も利用できるよう支援する体制が整いました。Churchillは次のように述べています。
「Tidalは、養殖業者が日々直面する4つの重要な課題に対処するための精密な技術を開発してきました。これらのソリューションを推進するテクノロジーが検証されただけではなく、そのビジネス価値も証明されました。私たちは、聡明なビジネスマンである養殖業者に、説得力のある提案を行っているのです」

インテリジェントな生産計画に重点を置き開発されたテクノロジーは、包括的なカメラシステム、ビッグデータ、AI、機械学習を活用して、餌やりの自動化、バイオマス発生予測、海シラミの繁殖予測、魚全体の健康状態を最適化します。Churchillは、「これら4つのユースケースは、提供するサービスの基盤となるものです。コグニザントとの協業により、バリューチェーン全体にこの技術を導入することで、サービスのさらなる展開を図っています」と述べています。現行のプラットフォームは、水中で観察された900テラバイトの作業映像データからの80億もの観測結果を学習させたTidal AIを用いて開発・検証されており、堅牢なソリューションとなっています。

今後も、コグニザントは、バリューチェーン全体の可視化とコストの削減を実現し、ユースケースの拡大を目指しています。ブルーエコノミーを確立しているグローバル企業各社との長年にわたる関係を通じて、Tidalのテクノロジーを企業のシステムに統合し、データ連携と意思決定を可能にすることで、効率性の向上を支援していきます。

「私たちは、水中での活動や動きをリアルタイムで把握し、将来の展開も予測できるサービスを養殖業者に提供しています。これにより、生産計画を強化し、収穫キロ当たりのコストを削減することが可能になります。養殖業者は、これまで必要としていたインサイトを獲得し、素早く行動へと移すことができます」Stig Martin Fiskå

コグニザントとTidalは、「ブルーフード」、「ブルートランスポーテーション(海洋輸送)」、「ブルーエネルギー(海洋再生可能エネルギー)」、「ブルーカーボン(炭素隔離)」の、ブルエコノミーに関連する4つの領域においてソリューションを提供することに注力しています。ブルーエコノミー全体で年間世界経済の1兆5,000億米ドルを占めており、海洋の脱炭素化を実現する大きな機会となります。



この記事の投稿者

コグニザントジャパン株式会社

マーケティング部

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ニュースリリース
Cognizant® Ocean

「ブルーエコノミー」の再形成

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